業務部　認定事業者管理官（AEO）

 

　
　税関は、テロ等を防止することにより貿易のセキュリティを確保することを使命の一つとする一方、物流を阻害することなく貿易の円滑化を実現させることも重要な任務としています。この２つの使命を両立させるために、税関では企業と信頼関係を構築し、パートナーシップを結んでいます。これにより、国際貿易におけるセキュリティの確保と円滑化の双方を実現しています。 　
　具体的には、貨物のセキュリティ管理を含む法令遵守（コンプライアンス）体制が整備されていると確認ができた企業には、簡素化された税関手続きを利用してもらうこと等を通じて、両立を図っています。
　このように現在の職場では、企業の担当者の方と打合わせを行ったり、話し合いをしながら業務を行っています。

　父が警察官だったこともあり、安全で安心な社会を実現するために何か貢献したいと考えていました。そのためには、何かが起こってからではなく、未然に防ぐことが重要であると考えています。官庁訪問を通じて、税関は水際の番人として幅広い業務を行っていることを知り、様々な観点から、薬物をはじめとする社会悪物品の国内への流入を未然に防ぐことにより、安全・安心な社会を実現できると感じ志望しました。 　
　また、実際に税関に足を運んでみて、職員の方や職場の雰囲気が良いと感じることができたのも、税関を志望した大きな理由の一つです。

　税関は、業務内容の幅が広く、旅客や船員の取締、航空貨物・海上貨物・郵便物の検査、輸出入貨物の審査の他、私が働く職場のように企業の方とパートナーとなって仕事ができる職場もあります。これら以外にも、様々な業務がありますので、自分がやりたい仕事を見つけることができると思います。また、様々な研修も充実しているため、自分をどんどん高めていくこともできます。 　
　就職活動中は不安なことも多いかと思いますが、妥協せず、納得いくまで考え、その中で税関を選んでもらえると嬉しく思います。少しでも興味を持たれた方は、ぜひ一度、説明会や官庁訪問に足を運んでください。