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先輩職員からのメッセージ

 大阪外郵出張所 知的財産調査官

 

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 知的財産権を侵害する物品の輸出入差し止めを目的とした業務を行っています。具体的には、国際郵便物を点検し、いわゆる「コピー商品」、「ニセモノ」でないかチェックします。疑わしい物については、知的財産侵害物品か否かを認定するための手続を行い、商標権等の権利者(ブランドの会社など)と郵便物の送り先となっている人から意見を聴いたうえで、最終的に輸出入を差し止めるかどうか判断しています。

 知的財産権には、商標権(ブランドマークや商品名など)、著作権(美術や音楽など)、特許権(技術発明)、意匠権(デザイン)などがありますが、「侵害品であるか否か」の判断には、各権利の性質や、個々の商品の態様なども慎重に考慮する必要があります。輸入されようとする多種多様な商品を前に、誰の、どの権利について、なぜ侵害していると言えるのか、といったことを考えながら、業務にあたっています。

 

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 私の部署では毎日多くのブランド品、アニメグッズ、美容用品等の侵害品を確認し、差止めの手続きを行っているので、日々の業務の重要性を体感できる点がおもしろさの1つだと思います。

 知的財産侵害物品を税関が厳しく取り締まる理由の1つに、健康被害や事故のリスクが挙げられます。例えば、薬や化粧品、自動車用品、ベビーグッズ。「ニセモノ」の場合、どのような会社が、どのような成分・材料を使用して、どういった品質管理を行った商品なのかが全く保証されていません。そういった商品を皆さんも知らずに買ってしまうかもしれません。怖いと思いませんか。また、知的財産侵害物品の売り上げは、犯罪組織の資金源になっているとも言われていますし、ハイブランドのコピー商品を気軽に購入してしまうことの重大さを広く国民の皆さんに知ってほしいと思います。

 

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 税関には色々な分野の仕事があるということもあり、皆で様々な知識、スキル、個性を持ち寄り、その時々の状況や課題に向き合っていくことでよりよい仕事ができるのではないかと思います。また、ちょっとした好奇心とチャレンジ精神を持っていれば、思いがけない機会に恵まれることもあります。日々の仕事に励みつつ、興味の幅を広く持ち、自己研鑽や趣味も楽しんでくださいね。皆さんのご活躍を期待しています。

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