先輩職員からのメッセージ
監視部 取締・通関部門

監視部取締通関部門では、大阪港に入出港する外国との間を往来する貨物船やクルーズ船、国際フェリー等に対して、拳銃や不正薬物等の社会悪物品や、金地金、金製品等の申告外物品が日本に持ち込まれないよう水際取締りを行っています。
具体的には外国から来た船から上陸した乗組員や船に関係する業者に対する検問や張込みを行うほか、その船に乗って乗組員の居室やエンジンルームなど船内の検査を実施しています。
またクルーズ船や国際フェリーを利用して海外から日本に入国する旅客や、外国から来た船の乗組員に対し手荷物の検査も行っています。
さらに監視艇を使用して海上を巡回し、不審な船や浮遊物・漂着物がないか監視しています。
このように海から不正な物品等が日本に密輸されないよう24時間365日交替で目を光らせています。

就職活動当時、私は「自分のやりたい仕事」や「自分に向いていると思う仕事」のビジョンが見えておらず就職先に迷い、公務員試験を受験しながら民間企業の面接も同時並行で進めていました。
そんな中、国家公務員の説明会で、税関は外国から輸出入される貨物を管理する官庁で、船や飛行機の取締り、輸入品の審査や徴税、麻薬探知犬のハンドラーなど、多彩な業務があることを知り、税関担当者から色々な体験談を聞くにつれ、今自分がする仕事を決め切って自分の可能性を狭めるのではなく、税関で様々な業務を経験しながら自分探しを行ったうえで、自分に合った仕事を見極め、専門性を高めたいという考え方に至り、最終的に税関の中でも地元に近い大阪税関に入関することにしました。
現在の業務は、様々な手法を用いて、情報収集から実際の取締りまでを一貫して班内で担当できることがやりがいだと思います。
入関前に私が思い描いていたとおり、税関では様々な業務に就いて経験を積むことができています。税関には様々な業務がありますが、それぞれの業務が関連し連携しているため、どの業務の経験も別の業務に活かすことができ、様々な経験を重ねるごとに成長を実感しています。
税関の仕事で得られた知識や経験は、税関で働くにあたり何事も決して無駄にはなりません。
是非皆さんも、自分では気づいていない秘められた可能性を信じて税関の世界に飛び込み、税関の多種多様な業務をたくさん経験しながら、「この仕事頑張りたい!」と思える仕事に巡り合ってください。
自分探し中のあなたや、天職を見つけたあなたと一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。





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