摘発事例(令和5年発表分)
最近の密輸事犯の概況について(名古屋税関管内)
【台湾来旅客による麻薬密輸入事犯を告発!(令和5年3月27日発表)】
名古屋税関中部空港税関支署は、愛知県中部空港警察署と共同で調査を実施し、麻薬を密輸入しようとした人物について、本日、関税法違反で名古屋地方検察庁に告発しました。
1 犯則物件
麻薬である2-(メチルアミノ)-1-(4−メチルフェニル)プロパン-1-オン
又はその塩類を含有するもの(通称4-MMC)
3.483グラム(正味重量)
2 事件の概要
犯則嫌疑者は、令和5年3月15日(現地時間)、台湾所在の台湾桃園国際空港を出発し、同日、中部国際空港に到着した際、着用中ズボン前側左ポケット内に隠匿した麻薬3.483グラム を密輸入しようとしたが、同日、当支署職員による旅具検査により発見されたものである。
【ベトナム来航空貨物による覚醒剤密輸入事犯を告発!(令和5年3月14日発表)】
名古屋税関中部空港税関支署は、愛知県警察本部薬物銃器対策課、小牧警察署、一宮警察署及び春日井警察署と共同で調査を実施し、覚醒剤を密輸入しようとした人物について、令和5年3月14日、関税法違反で名古屋地方検察庁に告発しました。
1 犯則物件
覚醒剤であるフェニルメチルアミノプロパンの塩酸塩
19.17グラム(正味重量)
2 事件の概要
犯則嫌疑者は、ベトナム社会主義共和国から航空小口急送貨物を利用し覚醒剤を密輸入しようとしたが、令和4年8月26日、東京税関職員による保税貨物に対する検査で発見されたものである。
【フランス共和国来国際郵便物を利用した麻薬(MDMA)密輸入事件を告発(令和5年2月22日発表)】
名古屋税関は、愛知県警察本部薬物銃器対策課及び愛知県豊田警察署と共同で調査を実施し、麻薬であるMDMAを密輸入しようとした人物について、本日(令和5年2月22日)、関税法違反で名古屋地方検察庁岡崎支部に告発しました。
1 犯則物件
麻薬であるN・α-ジメチル-3・4-(メチレンジオキン)フェネチルアミン(別名MDMA)
463.616グラム(計954錠)
2 事件の概要
犯則嫌疑者は、共謀の上、フランス共和国から国際スピード郵便を利用し、麻薬であるN・α-ジメチル-3・4-(メチレンジオキン)フェネチルアミン(別名MDMA)を密輸入しようとしたが、令和4年12月13日、当関中部外郵出張所職員による検査で発見されたものである。
【オランダ王国来国際郵便物を利用した麻薬(LSD)密輸入事件を告発(令和5年1月24日発表)】
名古屋税関は、長野県警察本部組織犯罪対策課及び長野県伊那警察署と共同で調査を実施し、麻薬を密輸入しようとした人物について、令和5年1月18日に関税法違反で長野地方検察庁伊那支部に告発しました。
1 犯則物件
麻薬であるリゼルギン酸ジエチルアミド(別名リゼルギド)(通称LSD) を含有する粉状物
2.33グラム
2 事件の概要
犯則嫌疑者らは、共謀の上、オランダ王国から書留郵便物を利用し、麻薬であるリゼルギン酸ジエチルアミド(別名リゼルギド)(通称LSD)を含有する粉状物を密輸入しようとしたが、令和3年11月24日、横浜税関川崎外郵出張所職員による検査で発見されたものである。