摘発事例(令和2年発表分)
最近の密輸事犯の概況について(名古屋税関管内)
【覚醒剤の密輸入事件を告発(令和2年11月24日発表)】
名古屋税関は、愛知県警察本部薬物銃器対策課及び中部空港警察署と共同で調査を実施し、覚醒剤を密輸入しようとしたイラン人男性について、関税法違反で名古屋地方検察庁に告発しました。
1 犯則物件
覚醒剤 862.504グラム
2 事件の概要
犯則嫌疑者は、南アフリカ共和国から国際宅配貨物を利用し覚醒剤をビタミン剤に模して密輸入しようとしましたが、令和2年10月11日、大阪税関関西空港税関支署職員による税関検査で発見されました。
【コカインの密輸入事件を告発(令和2年11月13日発表)】
名古屋税関は、愛知県警察本部薬物銃器対策課及び愛知県蒲郡警察署と共同で調査を実施し、コカインを密輸入しようとしたブラジル人男性について、関税法違反で名古屋地方検察庁に告発しました。
1 犯則物件
コカイン 2,342.67グラム
2 事件の概要
犯則嫌疑者は、ブラジル連邦共和国から国際スピード郵便物を利用し、黒色のフェイスパックに偽装するため黒色に着色したコカインを密輸入しようとしましたが、令和2年10月3日、名古屋税関中部外郵出張所職員による税関検査で発見されました。
【台湾来郵便物による指定薬物密輸入事犯を告発(令和2年11月5日発表)】
名古屋税関中部空港税関支署は、愛知県警察本部薬物銃器対策課及び愛知県南警察署と共同で調査を実施し、指定薬物を密輸入しようとしたベトナム人男性を関税法違反で名古屋地方検察庁に告発しました。
1 犯則物件
指定薬物(亜硝酸イソブチルを含有する液体物) 41本(正味重量 313.49グラム)
2 事件の概要
犯則嫌疑者は、台湾から国際特定記録郵便を利用し小瓶に入れた41本の指定薬物(亜硝酸イソブチルを含有する液体物)を密輸入しようとしましたが、横浜税関職員による検査により、令和2年8月22日に4本が、また、及び同月26日に37本が発見されました。
【国際郵便物を利用した覚醒剤の密輸入事件を告発(令和2年10月21日発表)】
名古屋税関は、愛知県警察本部薬物銃器対策課及び愛知県半田警察署と共同で調査を実施し、覚醒剤を密輸入しようとした日本人男性について、本年10月21日に関税法違反で名古屋地方検察庁に告発しました。
1 犯則物件
覚醒剤であるフェニルメチルアミノプロパンの塩酸塩 1.91グラム
(薬物乱用者の通常の覚醒剤の使用量約 64回分)
2 事件の概要
犯則嫌疑者は、チェコ共和国から通常郵便物を利用し、封筒に同封されていたインスタント食品(カップスープ)の袋の中に覚醒剤を隠し密輸入しようとしましたが、令和2年7月28日、横浜税関川崎外郵出張所職員による税関検査で発見されました。
封筒に同封されていたカップスープ | カップスープの袋の中に隠されていた覚醒剤 |
【日本人男性によるMDMAの密輸入事件を告発(令和2年9月28日発表)】
名古屋税関は、岐阜県警察本部刑事部組織犯罪対策課及び高山・飛騨警察署と共同で調査を実施し、MDMAを密輸入しようとした日本人男性2名について、関税法違反で岐阜地方検察庁高山支部に告発しました。
1 犯則物件
MDMA 574.99グラム
2 事件の概要
犯則嫌疑者らは、オランダ王国から国際航空小包郵便物を利用し、ワインボトルにMDMAを溶かした水溶液を詰め、密輸入しようとしましたが、令和2年5月28日、名古屋税関中部外郵出張所職員による税関検査で発見されました。
MDMAが詰められたワインボトル | 水溶液から抽出したMDMA |
【日本人男性による覚醒剤の密輸入事件を告発(令和2年7月30日発表)】
名古屋税関は、東海北陸厚生局麻薬取締部と共同で調査を実施し、覚醒剤を密輸入しようとした日本人男性2名について、関税法違反で名古屋地方検察庁に告発しました。
1 犯則物件
覚醒剤 3,526.9グラム
(薬物乱用者の通常の覚醒剤の使用量に換算すると約11万7千回分)
2 事件の概要
犯則嫌疑者らは、カナダから航空小口急送貨物を利用し、ボードゲームの中に覚醒剤を隠し密輸入しようとしましたが、令和2年6月5日、東京税関職員による税関検査で発見されました。
【米国人男性による大麻の密輸入事件を告発(令和2年7月28日発表)】
名古屋税関は、愛知県警察本部薬物銃器対策課、愛知県豊田警察署と共同で調査を実施し、大麻を密輸入しようとした米国人男性について、本日、関税法違反で名古屋地方検察庁に告発しました。
1 犯則物件
大麻たばこ 40本 30.46グラム(正味重量)
(薬物乱用者の通常の大麻草の使用量に換算すると約60回分に相当)
2 事件の概要
犯則嫌疑者は、アメリカ合衆国から国際宅配貨物を利用し、大麻たばこを密輸入しようとしましたが、令和2年6月5日、大阪税関関西空港税関支署職員による税関検査で発見されました。
透明袋は押収品にあらず |
【国際郵便物を利用した覚醒剤密輸入事件を告発(令和2年7月8日発表)】
名古屋税関は、東海北陸厚生局麻薬取締部と共同で調査を実施し、覚醒剤を密輸入しようとした日本人男性1名及び英国人男性1名について、本日、関税法違反で名古屋地方検察庁に告発しました。
1 犯則物件
覚醒剤 7.01グラム(正味数量)
(薬物乱用者の通常の覚醒剤の使用量約233回分)
2 事件の概要
犯則嫌疑者らは、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国から国際特定記録郵便を利用し、覚醒剤を密輸入しようとしましたが、平成31年1月16日、横浜税関川崎外郵出張所職員による郵便物に対する検査で発見されました。
透明袋は押収品にあらず |
【覚醒剤の密輸入事件を告発(令和2年3月23日発表)】
名古屋税関は、愛知県警察本部薬物銃器対策課、南警察署及び愛知警察署と共同で調査を実施し、覚醒剤を密輸入しようとした日本人男性2名について、本日、関税法違反で名古屋地方検察庁に告発しました。
1 犯則物件
覚醒剤 551.49グラム
2 事件の概要
犯則嫌疑者らは、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国から国際スピード郵便物を利用し、覚醒剤を絵画のプラスチック製キャンバス部に練りこみ密輸入しようとしましたが、令和元年11月17日、名古屋税関中部外郵出張所職員による税関検査で発見されました。
【商標権を侵害する物品の密輸入事件を告発(令和2年3月4日発表)】
名古屋税関は、愛知県警察本部生活安全部生活経済課及び愛知県千種警察署と共同で調査を実施し、商標権侵害物品を密輸入しようとした日本人男性について、本年3月2日に関税法違反で名古屋地方検察庁に告発しました。
1 犯則物件
グローブライド株式会社の商標権を侵害する帽子6点、タオル5点、グローブ、16組 合計11点と16組
2 事件の概要
犯則嫌疑者は、国際特定記録郵便物を利用して、令和元年10月から11月の間、合計7回にわたり、中華人民共和国から上記の犯則物件を密輸入しようとしましたが、横浜税関川崎外郵出張所職員による郵便物に対する検査で発見されました。
【タイ人女性旅客による覚醒剤密輸入事犯を告発(令和2年2月28日発表)】
名古屋税関中部空港税関支署は、愛知県警察と共同で調査を実施し、タイ王国から覚醒剤を密輸入しようとしたタイ人女性旅客について、本年2月28日、関税法違反嫌疑で名古屋地方検察庁に告発しました。
1 犯則物件
覚醒剤 832.52グラム(正味重量)
2 事件の概要
犯則嫌疑者は、覚醒剤を日本に密輸することを計画し、令和2年2月12日(現地時間)、 タイ王国所在のドンムアン空港を出発し、同日、中部国際空港に到着した際、リュックサ ックの肩ベルト部分等に隠した 覚醒剤 832.52グラム(正味重量) を密輸入しようとしましたが、当支署職員による税関検査で発見されました。
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【国際宅配貨物を利用した覚醒剤の密輸入事件を告発(令和2年2月19日発表)】
名古屋税関は、愛知県警察本部薬物銃器対策課、豊田警察署及び春日井警察署と共同で調査を実施し、覚醒剤を密輸入しようとしたブラジル人男性について、本年2月19日に関税法違反で名古屋地方検察庁に告発しました。
1 犯則物件
覚醒剤であるフェニルメチルアミノプロパンの塩酸塩 865.62グラム
2 事件の概要
犯則嫌疑者は、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国から国際宅配貨物を利用し、覚醒剤を水に溶かし、化粧品ボトル内に隠して密輸入しようとしましたが、令和元年12月20日、関西空港税関支署職員による税関検査で発見されました。
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抽出した覚醒剤(上段)と密輸に利用された化粧品ボトル(下段) |
【国際宅配貨物を利用した覚醒剤の密輸入事件を告発(令和2年2月19日発表)】
名古屋税関は、愛知県警察本部薬物銃器対策課及び中部空港警察署と共同で調査を実施し、覚醒剤を密輸入しようとしたイラン人男性について、本年2月18日に関税法違反で名古屋地方検察庁に告発しました。
1 犯則物件
覚醒剤であるフェニルメチルアミノプロパンの塩酸塩 859.72グラム
2 事件の概要
犯則嫌疑者は、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国から国際宅配貨物を利用し、覚醒剤を水に溶かし、化粧品ボトル内に隠して密輸入しようとしましたが、令和元年12月19日、関西空港税関支署職員による税関検査で発見されました。
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抽出した覚醒剤(上段)と密輸に利用された化粧品ボトル(下段) |
【国際宅配貨物を利用した覚醒剤の密輸入事件を告発(令和2年2月4日発表)】
名古屋税関は、愛知県警察本部薬物銃器対策課、豊田警察署及び春日井警察署と共同で調査を実施し、覚醒剤を密輸入しようとしたブラジル人2名を、本年1月30日に関税法違反で名古屋地方検察庁に告発しました。
1 犯則物件
覚醒剤であるフェニルメチルアミノプロパンの塩酸塩 881.03グラム
2 事件の概要
犯則嫌疑者らは、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国から国際宅配貨物を利用し、覚醒剤を密輸入しようとしましたが、令和元年12月19日、関西空港税関支署職員による税関検査で発見されました。
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【国際宅配貨物を利用した覚醒剤の密輸入事件を告発(令和2年1月30日発表)】
名古屋税関は、岐阜県警察本部組織犯罪対策課、岐阜羽島警察署と共同で調査を実施し、覚醒剤を密輸入しようとしたフィリピン人女性を、本年1月30日に関税法違反で岐阜地方検察庁に告発しました。
1 犯則物件
覚醒剤であるフェニルメチルアミノプロパンの塩酸塩 28.182グラム(正味重量)
2 事件の概要
犯則嫌疑者は、マレーシアから国際宅配貨物を利用し、覚醒剤を電子機器の部品内部に隠して密輸入しようとしましたが、令和元年10月3日、関西空港税関支署職員による税関検査で発見されました。
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