「ストップ金密輸」緊急対策
平成29年11月7日
背景
- 増加する旅客、貨物について、迅速で円滑な通関を行う必要。
- 消費税の脱税目的の金地金密輸入の摘発が急増。
811件、約2.8トン(平成28年)→976件、約4.5トン(平成29年1-9月) - 金地金の密輸入を税関が摘発しているのは氷山の一角であり、相当程度の利益が犯罪組織などに流れているおそれ。
金密輸を阻止するための緊急かつ抜本的な対策が必要
基本的な考え方
- 迅速で円滑な通関を行うとともに、これまでにない広範で厳格な密輸取締り
- 関係省庁と連携した総合的な対策
- 緊急かつ抜本的な対策として早急に実施
第一の柱 検査の強化
- 旅客、商業貨物、国際郵便物、航空機内の検査強化
- 門型金属探知機の新規配備やX線検査装置の拡充による効率的な検査
- 監視艇の活用による洋上取引対策
第二の柱 処罰の強化
- 厳正な通告処分の実施
- 告発の増加を目指し、警察、検察、海上保安庁など関係機関との連携強化
- 東京、大阪、門司税関に特別調査チームを編成
- 罰則の強化
第三の柱 情報収集・分析の充実
- 関係者や広く国民の皆様からの情報収集(密輸ダイヤルの活用)
- 国内外の関係機関との情報共有・連携強化
- 情報分析力の強化
- 国内流通経路におけるコンプライアンスの確保
広報の充実・ 体制の強化
報道発表(財務省関税局)
平成29年11月7日
【英語版(English)】
- Emergency Countermeasures to“Stop Gold Smuggling”[PDF:1,068KB]
- Emergency Countermeasures to“Stop Gold Smuggling”(Summary of countermeasures)[PDF:581KB]
【中国語版(Chinese)】
【韓国語版(Korean)】
「密輸品図鑑」
金は様々な形状に加工等され、密輸されています。
「密輸品図鑑」は実際に密輸されようとした金を税関が摘発したものの一例です。
密輸された金を市場に流通させないため、疑わしい形状の金については買い取らないようご協力をお願いいたします。
なお、密輸された金と知って買い取ると罰せられます。