関税・消費税等のスマートフォン決済アプリを利用した納付について
1.経緯
税関において徴収している関税・消費税等については、従来からリアルタイム口座振替方式やマルチペイメントネットワーク方式(ATM、インターネットバンキング等による方式)による納付への対応等、納付手段の多様化を進めてきたところですが、キャッシュレスの環境整備に係る政府全体の方針を踏まえ、入国旅客等の利便性の向上及び通関手続の円滑化を更に進める観点から、納付手段の一層の多様化を図るべく必要な作業を進めてきました。
今般、入国旅客等の携帯品の通関手続きにおける関税・消費税等の納付においてスマートフォンを利用した小口のキャッシュレス納付を可能とすることとしたものです。
2.スマートフォン決済アプリを利用した納付の運用開始
以下の空港でスマートフォン決済アプリが利用できます。
新千歳空港
旭川空港
函館空港
花巻空港
仙台空港
福島空港
茨城空港
成田国際空港
羽田空港
新潟空港
富山空港
小松空港
静岡空港
中部国際空港
関西国際空港
岡山空港
広島空港
高松空港
松山空港
福岡空港
北九州空港
佐賀空港
熊本空港
大分空港
宮崎空港
鹿児島空港
那覇空港
3.スマートフォン決済アプリを利用した納付の概要
- (1) スマートフォン決済アプリによる納付の利用方法
- 基本的な手続の流れは以下の通りです。
- 旅客等のスマートフォンにインストール済みのスマートフォン決済アプリを利用して、税関職員が提示する二次元コードをスキャンする。
- 税関職員による金額確認を経て決済を完了する。
- 決済完了画面を税関職員に提示する。
- 税関職員が専用端末で決済の完了を確認し、手続完了。
(2) 利用可能なスマートフォン決済アプリについて
LINE Pay、au PAY、PayPay、Alipay+、WeChat Payの利用が可能です。
※LINE Pay は、成田国際空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港、新千歳空港、那覇空港でのみ利用可能です。
4.利点と留意点
- (1) 利点
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- スマートフォン決済アプリを利用すれば、現金を持ち合わせていない場合でもATMや銀行窓口で現金を引き出すことなく納付が可能です。
- 非接触型の決済であることから、新型コロナウイルス感染症等の感染拡大防止に寄与することができます。
- (2) 留意点
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- 領収証書は発行されません。
- ご利用可能額には上限があります。詳細は税関職員にご確認ください。
- 現金納付との併用はできません。
- スマートフォン決済アプリのインストール及びご利用にかかる通信料は、自己負担となります。




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