令和６年６月５日

米国との間でＣＳＩ（コンテナ･セキュリティ･イニシアティブ）

の正式実施及び対象拡大のための覚書に署名しました

　財務省関税局は、米国税関・国境取締局との間で、自国に輸入される危険度の高いコンテナ貨物を輸出前の早い段階で特定するための取組み（ＣＳＩ：コンテナ･セキュリティ･イニシアティブ）をそれぞれの国において試行的に実施してきたところ、今般、本取組みを正式実施とするとともに、対象拡大の意図を確認する覚書に署名しました。
　本取組みは日・米間の貨物輸送全体の更なる安全強化と円滑化につながります。

覚書の概要

両国税関当局は、相互主義に基づき、貨物輸送安全対策を、以下の原則に従って実施する。

• 「税関当局間の相互支援に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定（CMAA）」の枠組みの中で二国間の税関協力を強化する。

• 2003年より試行的に実施されてきたＣＳＩに基づく協力の取組みを正式実施とする。

• 両税関当局の職員の他方の国への派遣を継続し、可能な限り早い段階で危険度の高い貨物の特定、選別等を行うための情報交換及び緊密な協力を行う。

• 二国間の税関協力関係の有効性、効率性及び相互利益を確保するために、本覚書の実施について緊密に協議し、ＣＳＩの更なる拡大について決定する。

別添：背景と我が国の取組み