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【報道発表】 広域監視艇「さきしま」を配備



▼広域監視艇「さきしま」の配備について

 (平成19年4月25日発表)

  沖縄地区税関は、先島諸島の密輸取締りを充実、強化するため、最新式の広域監視艇「さきしま」を石垣港(石垣税関支署)に配備します。

1.配備の経緯
 国民生活の安全・安心を脅かすけん銃・麻薬等の密輸入が後を絶たない状況の中、これら社会悪物品の水際取締り強化は、私ども税関の重要課題のひとつであります。これらに加え、テロ関連物資、知的財産侵害物品の水際取締りにかかる社会的要請も高まっており、各税関においては、水際取締りの強化に向け、全力で取り組んでいるところであります。
 沖縄県におきましても、これまで、宮古島を経由した覚せい剤200kgの密輸入、石垣島で摘発されたけん銃86丁の密輸入、また、仲の御神島で漁船が覚せい剤100kgを海中投棄した事件など大口密輸事犯が多発しております。この海域における取締りの強化を図ることが当関の大きな課題でありましたが、この度、当広域監視艇「さきしま」を、八重山諸島、宮古島諸島を管轄する石垣税関支署に配備することとなりました。

2.船舶概要等
 「さきしま」は、高波にも強い安定性を保ち、かつ、高速性に優れた「ステップバウ船型」を採り入れた初めての大型広域監視艇です。また、ウォータージェット推進方式を採用しております。
 (注)建造費は約10億円
 (注)「さきしま」の詳細については、下記「主要目」参照

3.今後の運用
 「さきしま」は、既に配備されている「しまかぜ」との2艇による当関管内海域の効果的な洋上取締りに従事させることとしております。また、長崎税関及び門司税関の広域監視艇はもとより、海上保安庁や警察等の取締関係機関ともより一層連携を深め、洋上における取締り強化を図ることにより、税関の水際取締りに対する国民の期待と要請に応えていくこととしております。

   広域監視艇「さきしま」   広域監視艇「さきしま」就航式

   主  要  目 (進水  平成19年1月10日)


 1. 船  体
船質・船型  軽合金(アルミ製) ステップ船首付きディーペストVオメガ型
主要寸法  全長37.0m×幅6.5m×深さ3.1m
総トン数  115トン

2. 機  関
主機関  4サイクル単動直接噴射式過給機付 V型ディーゼル機関
推進部  ウォータージェット推進器
補機関  4サイクル単動水冷式ディーゼル機関 

 3. 航海設備
多機能型カラーレーダー
GPS航法装置 
音響測探機
真風向風速計
電子海図装置 ジャイロコンパス付自動操舵装置

4. 通信設備
国際VHF無線電話
双方向VHF無線電話装置
衛星利用船舶電話
ナブテックス受信機

5. 資格
近海区域(制限付き)


 

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