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リアルタイム口座振替方式(ダイレクト方式)

1.リアルタイム口座振替方式(ダイレクト方式)の概要

(1) 対象となる手続
   1. ダイレクト方式の対象となる税関手続は、輸入貨物に係る輸入(納税)申告(修正申告)、
    外国貿易船の入港に係るとん税等の納付申告などに係る手続となります。
(2) 利用申込手続(口座振替契約)
 ダイレクト方式を利用するためには、事前に、利用者、輸出入・港湾関連情報処理センター株式会社(NACCSセンター)及び金融機関の3者間において、口座振替契約を行う必要があります。
 (利用申込手続については、NACCSセンターホームページをご覧ください。)
(3) 基本的な業務処理の流れ(通常の輸入申告の例)
 NACCSによる輸入申告の場合を例にとりますと、基本的な業務処理の流れは、以下のとおりとなります。
   1. 輸入(納税)申告者(通関業者を含む。)は、NACCSにより輸入(納税)申告をする際に、
    申告事項の納付方法識別欄に「R」を入力し、口座番号欄にあらかじめ指定した口座番号を
    入力します。
   2. 1.の入力を行った輸入(納税)申告がなされた場合、NACCSから金融機関へ納付情報(口
    座番号や納税額等)が送信されます。
   3. 納付情報を受けた金融機関は、納税額について、あらかじめ指定された納税者の口座から国
    庫金勘定への振替処理を行います。これにより、納税者は関税・消費税等の納付を行ったこ
    とになります。
   4. 納付が行われた場合、領収済通知情報が金融機関からNACCSに送信されます。
   5. 金融機関からの領収済通知情報に基づき、NACCSで領収、収納等の処理を行い、輸入(納
    税)申告者に対して輸入許可通知書等を出力します。


2.リアルタイム口座振替方式(ダイレクト方式)の利点と留意点

(1) 利点
   1. 自動的に関税・消費税等の納付手続が行われるため、現行の電子納付のように、個々の申告の
    都度、納付指示を行う煩わしさが無く、また、貨物の早期引取が可能となります。
   2. ダイレクト方式の口座振替契約を行った場合でも、輸入(納税)申告の際において納付方法を
    選択できるため、申告の都度、最も有利な納付手段を選ぶことができます。
   3. 現行の電子納付と同様、現金の持ち運びがなくなることから安全性・利便性が向上することと
    なります。
   4. 納付に際して口座不足になった場合でも、一般口座を利用するため、口座残高の積増しを行え
    ば直ちに納付が可能な状態となります。
(2) 留意点
   1. 納付に伴う領収証書は発行されません。
   2. ダイレクト方式は、マルチペイメントネットワークを利用しており、当該ネットワークのシ
    ステム側において、以下の時間帯は定期休止時間となっております。したがってこの間はダ
    イレクト方式は利用できません。また、臨時休止を設けることがあります。
      ○ マルチペイメントネットワークの定期休止期間(令和7年10月現在)
       ・1月1日20時15分〜1月2日5時30分
       ・6月、9月の第3日曜日の早朝帯(0時45分〜5時30分)
   3. ダイレクト方式が利用できる金融機関は限られています。また、金融機関ごとに、サービス
    提供時間は異なっています。利用している金融機関の対応状況や、サービス提供時間などに
    つきましては、NACCSセンターへお問合わせ下さい。

3.利用申込手続について

 ダイレクト方式を利用するためには、NACCSセンターに対して利用申込手続を行う必要があります。
 NACCSセンターにおいてダイレクト方式の利用申込受付が開始されるとともに、ダイレクト方式が利用可能となる金融機関が公表されております。
 利用申込手続などの詳細については、NACCSセンターホームページをご覧ください。

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