分析のいろいろ
関税分類では、あらゆる輸入物品に税番がつけられています。税番がないのは「人間」と「空気」ぐらい…といっても言い過ぎではありません。税番が異なると関税率が異なってくるので、税番を決めることは重要であり、分析が大きな役割を果たす場合があります。
このコーナーでは、まぐろや繊維、塩などといったみなさんの生活になじみ深いものを中心に、関税分類のための分析とは何か、どういった手順で試験・実験を行うかを簡単にご紹介します。
- 電子顕微鏡(酸化アルミニウムか? 人造コランダムか?)
- DNA鑑定(まぐろの種を判別する)
- 織物の分析(天然繊維か? 化学繊維か?)
- 共重合比の測定(共重合体か否か?)
- 塩の分析(塩の元素を調べる)
- 石油の分析(ガソリン・灯油・軽油の違いは?)
- ゴム試験(プラスチックか? ゴムか?)