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用語の解説

  1. 速報・確報・確定
  2. 統計品(品)・概況品
  3. 統計番号
  4. 第1数量・第2数量
  5. 数量単位の略号
  6. 貿易指数

1. 速報・確報・確々報・確定

 貿易統計は、税関への輸出入の申告などを基にして作成していますが、例えば修正申告などにより申告後に輸出入情報に修正等が生じることがあります。

 

(1) 速報

 この訂正作業の第1段階の締切で作成したものが「速報」です。内容は、総額・主な地域(国)・主な品目についてのみです。(なお、上旬分、上中旬分の総額のみも作成しています。)

 

(2) 輸入9桁速報及び輸出確報

 毎月の定例的な訂正作業の最終締切で作成したものが「輸入9桁速報」及び「輸出確報」です。内容は、総額・全地域(国)・全品目・税関別・運送形態別です。

 

(3) 輸入確報

 特例輸入申告制度に対応するため、上記(2)の輸入9桁速報の1ヶ月後に「輸入確報」を作成することとしています。(ただし、12月分については、下記(4)の確定が直ぐにあるため、作成しておりません。)

(4) 確々報

 定例的な訂正作業を終了した後に訂正箇所が新たに発見された場合、統計数値をそのたびに訂正することはせず、翌年に一括して訂正を行い、「確々報」とします。

 

(5) 確定

 定例的な訂正作業を終了した後に訂正箇所が新たに発見された場合、統計数値をそのたびに訂正することはせず、翌年に一括して訂正を行い、「確定」とします。「確定」を発表して以降は、訂正箇所が新たに発見されても、統計数値を変更しません。

 当ウェブサイトにおける上記(1)から(5)までの段階のデータの発表は、古い段階のデータを新しい段階のデータで全て置き換えるという方法で行っています。置き換えの時期については、以下の表をご覧ください。具体的な発表の日時につきましては、貿易統計公表予定でお知らせしています。

 

速報・確報・確定
  速報(月分)
翌月下旬頃
輸出確報・輸入9桁速報
翌月末頃
輸入確報
翌々月末頃
確々報
翌年3月頃
確定
翌年11月頃
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統計表一覧
全地域(国)
全品目
税関別
運送形態別
(データ提供なし) 輸入(9桁速報) →置き換え →置き換え →置き換え
輸出(確報) →置き換え
報道発表資料 総額
主な地域(国)
主な品目
資料本体 →置き換え(※) →置き換え →置き換え
概要 →(置き換えなし)

※ 輸出確報と輸入9桁速報の遅い方にあわせて置き換え


2. 統計品(品)・概況品

 貿易統計は、税関に提出された申告を集計したものです。申告にあたって、どのような品物であるかについて、9桁の統計番号を使用していただいています。この9桁の統計番号毎の集計を「統計品」あるいは単に「品」と呼んでいます。したがって、品別国別表とは、統計番号毎にどの国とどれぐらい貿易しているかという形で集計した表ということになります。

 一方、「概況品」は、いくつかの統計品目をまとめて、一般的な名称を付したもので、貿易統計の発表の際などに使用しています。なお、数量については、キログラムをトンにまるめるなどしているため、足し合わせの誤差がある場合がございますので、ご注意ください。また、概況品の桁数は、1桁、3桁、5桁、7桁、8桁があり、下位の桁数の概況品(例:10101)は、上位の桁数の概況品(例:1や101)の一部ですが、下位の桁数の概況品を合計しても上位の桁数の概況品とはなりません。


3. 統計番号

 税関への輸出入の申告の際、申告する貨物に対応する9桁の番号を記入していただいており、この番号を統計番号と言います。なお、統計番号の6桁目までは、HS条約(商品の名称及び分類についての統一システムに関する国際条約:International Convention on the Harmonized Commodity Description and Coding System)に基づき、国際的に統一されており、輸出入とも共通です。7桁目以降については、我が国独自のもので、輸出と輸入においても必ずしも同じでありません。


4. 第1単位・第2単位

 各品目の数量は、1種類または2種類の単にで統計表に計上され、第1数量の単位を第1単位、第2数量の単位を第2単位としています。
 1種類の単位で計上している場合には第2単位で計上されます。


5. 数量単位の略号

貿易統計で使用されている数量単位の略号は、以下のとおりです。

CM   :立方メートル(Cubic Meters)
CT   :カラット
DT   :排水トン数(Displacement Tonnage)
DZ   :ダース
GR   :グラム
GS   :グロス
GT   :総トン数
KG   :キログラム
KL   :キロリットル
L    :リットル
M    :メートル
MT   :トン(Metric Ton) = 1,000キログラム
NO   :個、本、枚、頭、羽、匹、台、両、機、隻、着
SM   :平方メートル(Square Meters)
ST   :組(Sets)
TH   :千本、千枚
PR   :足、対(Pair)
(D.W.):乾燥重量
(I.C.):容器とも
(I.I.):内装とも
(M.C.):金属含有量


6. 貿易指数

 基準年の輸出入の金額、価格、数量をそれぞれ100とした場合における、ある時点の輸出入の金額、価格、数量を示したものです。
 それぞれ金額指数、価格指数、数量指数があります。
詳しい計算方法についてはこちらをご覧ください。

  • 金額指数:基準年の輸出入額に対する比較時の輸出入額の比率です。
  • 価格指数:単価(輸出入額÷数量)からフィッシャー式により価格指数を算出しています。
  • 数量指数:金額指数を価格指数で除した(割り算した)ものです。

 なお、基準年以前の旧指数とは、基準年の指数の値を100とするような計数を用いて接続しています。