日・アセアン包括的経済連携（AJCEP）協定の改正品目別規則の発効について
2023年2月27日
昨年８月に改正された日・ASEAN包括的経済連携協定（AJCEP協定）附属書２（品目別規則）が2023年３月1日に発効しますので、主な変更点及び輸入時における留意事項についてお知らせします。
【主な変更点】
- HSコードのバージョンがHS2002からHS2017に変更。
【輸入時における留意事項】
１．原産品の資格の再確認
これまでAJCEP協定上の原産品として輸入していた貨物についても、HSコードのバージョンの変更に伴い原産品としての資格に影響がないかをご確認ください。また、原産品としての資格の確認にあたっては、生産に使用する材料のHSコードの変更の有無にもご注意ください。
２．文書による事前教示の取扱い
改正前の品目別規則に基づく事前教示回答書のうち、有効期間内（回答から３年以内）のものについては、原産品としての資格に影響が出る可能性のあるものは2023年２月24日現在ありませんので、引き続き通関審査において尊重されます。
3．改正に伴う経過措置
改正品目別規則の発効（2023年３月１日）の前に改正前の品目別規則に基づきASEAN各国の当局が発給した原産地証明書は、有効期間内（発給から１年以内）は輸入通関時に有効なものとして取り扱われます。
（参考）
AJCEP HS2017版品目別規則（附属書２）（和文）（2023年３月１日〜）
AJCEP HS2017版品目別規則（附属書２）（英文）（2023年３月１日〜）
「運用上の規則」（英文）（2023年３月１日〜）