税関(ぜいかん)には「税(ぜい)(税金(ぜいきん))」に関する仕事(しごと)と「関(かん)(関所(せきしょ))」に関する仕事があります。
「税」=税金の徴収(ちょうしゅう)
外国(がいこく)から輸入(ゆにゅう)される品物(しなもの)のなかには、日本に持ちこむ時に関税(かんぜい)や消費税(しょうひぜい)などの税金を払(はら)わなければならないものがあります。
「関」=通関手続(つうかんてつづき)
外国へ品物を輸出(ゆしゅつ)する人、または、外国から品物を輸入する人は、何を輸出入(ゆしゅつにゅう)するかを税関に伝(つた)えなければならないことになっています。そこでは書類(しょるい)をチェックしたり、実際(じっさい)に品物を検査(けんさ)したりしています。このような仕組(しく)みを通関手続(つうかんてつづ)きと呼んでいます。
関税を払わなければならないのは輸入の場合(ばあい)だけで、目的としては2つあります。1つは国の収入(しゅうにゅう)の確保(かくほ)で、国の経済(けいざい)を支(ささ)えることに役立(やくだ)っています。もう一つは日本国内の産業(さんぎょう)を保護(ほご)するためです。そうすることによって輸入する品物を制限(せいげん)でき、国内の産業を外国の品物との競争(きょうそう)から守(まも)ることができるのです。
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