国際協力に係る関税中央分析所の動き(平成30年)
関税中央分析所は、2018年10月22日から11月30日まで、WCO/日本 地域税関分析所プログラム(2018/2019)の下、グアテマラ、インド、マケドニア旧ユーゴスラビア共和国、モンゴル、ウガンダ、ベトナムから各1名(合計6名)の研修員を受け入れた。期間中、研修員の要望を元に作成した研修計画に基づき、効率的な分析所マネジメントに係る知識の習得や、個別の分析技術の向上を目的とし、実際に分析機器を利用する等、密度の濃い研修を実施した。
※WCO/日本 地域税関分析所プログラム
WCOと我が国税関の共催による、途上国の税関分析能力の向上を目的とした研修プログラム。2013年10月から開始。詳細についてはこちらも併せてご覧ください(英語):http://www.wcoomd.org/en/topics/nomenclature/activities-and-programmes/wco-customs-laboratories-programme.aspx【WCOホームページ】
グアテマラからの研修生 | インドからの研修生 | マケドニア旧ユーゴスラビア |
モンゴルからの研修生 | ウガンダからの研修生 | ベトナムからの研修生 |
分析研修の様子
関税中央分析所は、関税技術協力事業の一環として、JICA税関行政コースの研修員14名(注)を受け入れた。当所では14名を歓迎し、当所の業務概要及び税関分析の重要性を説明すると共に、研究棟にて分析機器、取締検査機器のデモンストレーションを行った。
(注)アフガニスタン、エジプト、エチオピア、イラン、リベリア、マラウィ、モザンビーク、ナイジェリア、パキスタン、パプアニューギニア、サモア、南スーダン、スーダン及びタンザニア
関税中央分析所は、関税技術協力事業の一環として、WCO(世界税関機構)第76回フェローシップ・プログラムの参加者3名(注)の見学を受け入れた。当所では3名を歓迎し、当所の業務概要及び、貿易円滑化の促進を支える税関分析の重要性を説明すると共に、研究棟にて分析機器及び取締検査機器のデモンストレーションを行った。
(注)ガンビア、レバノン及びマラウイ
関税中央分析所は、関税技術協力事業の一環として、WCO(世界税関機構)奨学生(政策研究大学院大学)及び公務員海外研修プログラム研修生の計11名(注)の見学を受け入れた。当所の業務概要の説明を行うと共に、貿易円滑化の促進を支える税関分析の重要性を説明した。また、研究棟にて分析機器及び取締検査機器のデモンストレーションを行った。
(注)ガーナ、パキスタン、ジンバブエ、ザンビア、ウガンダ、モルディブ、タンザニア、マレーシア、スリランカ、日本、韓国
関税中央分析所は、関税技術協力事業の一環として、第75回WCO(世界税関機構)フェローシップ・プログラム(西語)の参加者4名(注)の見学を受け入れた。当所では4名を歓迎し、当所の業務概要、貿易円滑化の促進を支える税関分析の重要性を説明した。さらに、地域の円滑な貿易を促進するためのWCOメンバーの税関分析の能力向上を目的とするRCL(地域税関分析所)の活動を紹介した。また、研究棟にて分析機器及び取締検査機器のデモンストレーションを行った。
(注)アルゼンチン、コロンビア、パナマ及びペルー
関税中央分析所は、関税技術協力事業の一環として、WCO(世界税関機構)キャリア・デベロップメントプログラムの参加者9名(注)の見学を受け入れた。当所では9名を歓迎し、当所の業務概要、貿易円滑化の促進を支える税関分析の重要性、RCL(地域税関分析所)としての活動等を説明した。また、研究棟にて分析機器及び取締検査機器のデモンストレーションを行った。
(注)WCOが日本と共同で実施する人材育成プログラムの一環。9名の出身国は以下のとおり。
アゼルバイジャン、バングラデシュ、ブルキナファソ、キューバ、インドネシア、ナイジェリア、スーダン、タイ及び東ティモール
関税中央分析所は、関税技術協力事業の一環として、WCO(世界税関機構)戦略経営・知的財産権プログラムの奨学生10名(注)の見学を受け入れた。当所では10名を歓迎し、当所の業務概要及び、貿易円滑化の促進を支える税関分析の重要性、知的財産取締における当所の貢献を紹介した。更に、税関分析のアジア・大洋州地域への広がりを目指すRCL(地域税関分析所)の活動の進展等を説明した。また、研究棟にて分析機器及び取締検査機器のデモンストレーションを行った。
(注)同プログラムは、1年間青山学院大学にて実施される。10名の出身国は以下のとおり。 アゼルバイジャン、ブータン、カンボジア、インドネシア、ラオス、モルディブ、モーリシャス、ナミビア、ルワンダ及びタンザニア
関税中央分析所は、関税技術協力事業の一環として、WCO(世界税関機構)第74回WCOフェローシップ・プログラム(仏語)の参加者5名(注)の見学を受け入れた。当所では5名を歓迎し、当所の業務概要及び、貿易円滑化の促進を支える税関分析の重要性、また、そのアジア・大洋州地域への広がりを目指すRCL(地域税関分析所)の活動の進展等を説明すると共に、研究棟にて分析機器及び取締検査機器のデモンストレーションを行った。
(注)カメルーン、コモロ、トーゴ、マリ、モロッコ
関税中央分析所は、関税技術協力事業の一環として、フィリピン税関の局長をヘッドとするフィリピン研修管理コースの参加者10名の見学を受け入れた。当所では10名を歓迎し、当所及び各税関における分析業務の概要等を説明すると共に、研究棟にて分析機器及び取締検査機器のデモンストレーションを行い、貿易円滑化の促進を支える税関分析の重要性を説明した。