国際協力に係る関税中央分析所の動き(令和6年)
関税中央分析所は、2024年10月21日から11月28日まで、WCO地域税関分析所プロフェッショナルズプログラム(2024/25)の下、アゼルバイジャン、バングラデシュ、モルディブ、ジンバブエから各1名(合計4名)の研修員を受け入れた。期間中、研修員の要望を元に作成した研修計画に基づき、効率的な分析所マネジメントに係る知識の習得や、個別の分析技術の向上を目的とし、研修員が実際に機器を使用して分析を行う等、密度の濃い研修を実施した。
※WCO地域税関分析所プロフェッショナルズプログラム。
WCOと我が国税関の共催による、途上国の税関分析能力の向上を目的とした研修プログラム。
2013年10月から開始。
分析研修の様子



モルディブからの研修員 ジンバブエからの研修員
関税中央分析所は、関税技術協力事業の一環として、マレーシア化学省※向け税関分析ワークショップの参加者4名を受け入れた。当所の業務概要のほか、事前に要望を受けた個別の分析手法に関して、研修員が実際に機器を使用して分析を行う研修を実施した。
※マレーシア化学省は、マレーシアの公的機関からの依頼に基づいて、科学分析、調査等を行う政府機関である。

関税中央分析所は、関税技術協力事業の一環として、バングラデシュ税関向け税関分析ワークショップの参加者2 0名を受け入れた。当所の 業務概要のほか、バングラデシュにおける中央分析所設立に向け、我が国における税関分析所に係る法体制、組織体系、安全管理、人材育成等 の税関分析インフラ等について説明を行った。

関税中央分析所は、関税技術協力事業の一環として、マレーシア税関向け税関分析ワークショップの参加者10 名を受け入れた。当所の業務 概要のほか、マレーシア税関分析所設立に向け、我が国における税関分析所に係る法体制、組織体系、安全管理、人材育成等の税関分析インフ ラ等について説明を行った。

関税中央分析所は、関税技術協力事業の一環として、WCOキャリアディベロップメントプログラムの研修員10名(注)の見学を受け入れた。当所の業務概要及び税関分析の重要性を説明すると共に、研究棟にて分析機器、取締検査機器のデモンストレーションを行った。
(注)カーボベルデ、エジプト、グアテマラ、インド、コソボ、マレーシア、ルワンダ、サモア、トルクメニスタン、ウクライナ

関税中央分析所は、関税技術協力事業の一環として、ケニア歳入庁向け税関分析ワークショップの参加者5 名を受け入れた。当所の業務概要の説明を行うと共に、研修員の要望に基づき、税関分析の能力向上を目的とした分析実習を行った。


