先輩からのメッセージ
宮城県石巻市に所在する官署で主に保税業務と監視取締業務を担当しています。最初の配属先では横浜港での監視取締業務（当直勤務）、次に犯則事件を調査する検察部門の業務を経験してきました。
公務員試験を受験するにあたり、業務説明会で税関のことを知りました。最初に興味をもったのは他の行政職とは異なり、身体を動かすことが多いと知ったことでした。話を聞いていくと、どんな仕事をしているかあまり身近に思えず、非日常なことを仕事として取り組むことができるのはもしかしたら面白いのかもしれないなと思い志望するようになりました。
これまで経験してきたどの職場でも頼もしい同僚や先輩、上司に出会うことができました。何か分からないことがあって質問した時には分かりやすく教えてもらいました。そのほか、休憩中の雑談ではプライベートの話題で盛り上がっています。また、入関直後は全国の税関で採用された同期と共に研修を受ける機会があります。そこで知り合った同期は研修期間中だけの関係ではなく、研修後も連絡を取れる間柄になる人もたくさんでき、大きく人間関係が広がったと思います。
地方官署によっては職員が少ない官署があります。そのような状況でも必要な業務を適切に行う必要があり、担当業務の垣根を越えて職場の職員一同で業務にあたることはしばしばあります。そのためこのような地方官署では税関業務を幅広く経験することができ、様々な業務経験を積むことができる良い機会だと思います。また、誤解を恐れずに言うならば地方は空気が美味しいです（笑）また、ご飯もお酒も美味しいです。人もなんとなく温かいような気がします（笑）横浜も良いところですが、住めば都というように地方も良いところがたくさんありますので、地方勤務も長い人生においてはひとつの良い経験になると思います。せっかくの地方転勤ですので、プライベートにおいても観光地を回るなど楽しんでいます！
休日は少しでも自分の好きなことに時間を使いたいので、休日も早起きをすることが私の習慣になっています。朝一番のジムは静かなので集中して身体を動かすことができますし、食べたいものや観たいものがあれば車でドライブがてら赴きます。日々の仕事では緊張感をもって取り組んでいるので休日の何気ない時間は気持ちをリフレッシュすることができる大事な時間になっています。
最近は行けていませんが、入関したての頃は有給休暇を取得してイギリスへサッカー観戦に行きました。入関当時は社会人になると仕事ばかりで自分の時間はなさそう・・・と思っていましたが、仕事でやるべきことをしっかり行えば、休暇を積極的に取得することができ、プライベートの時間もより充実させることができます。仕事とプライベートのメリハリがついた生活を送ることで想像していたよりも充実した社会人生活を送れています。
公務員試験を受験するにあたり、日々の学習や面接試験に向けた準備もあり最終合格までなかなか結果の見えない取り組みをされていると思います。体力的にも精神的にも苦労される時期かとは思いますが、その取り組みは社会人になった際に求められる基本的な力に繋がると思います。ご自身の体調を第一に、受験対策以外の時間にあっても是非充実したものにして頂ければと思います。
