麻薬(α-PVP)密輸入事件を告発
門司税関は、国際郵便物を利用したアメリカ合衆国からの麻薬密輸入事件について、福岡県警察本部薬物銃器対策課、同県東警察署及び粕屋警察署と共同調査(捜査)を実施し、本年10月21日、犯則嫌疑者1名を関税法違反で福岡地方検察庁に告発した。
【犯則物件】
麻薬である「1−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)ペンタン−1−オン
(通称「α−PVP」)」 合計3.13グラム
下記第1事件について 1.87グラム
下記第2事件について 1.26グラム
【事件の概要】
(1) 第1事件
犯則嫌疑者は、アメリカ合衆国から麻薬を不正に輸入しようと企て、航空通常郵便物1通に上記犯則物件1.87グラムを隠匿のうえ本邦向け郵送させたが、平成28年3月19日、横浜税関川崎外郵出張所職員による検査で発見され、その目的を遂げなかったもの。
(2) 第2事件
犯則嫌疑者は、アメリカ合衆国から麻薬を不正に輸入しようと企て、航空通常郵便物1通に上記犯則物件1.26グラムを隠匿のうえ本邦向け郵送させたが、平成28年7月15日、横浜税関川崎外郵出張所職員による検査で発見され、その目的を遂げなかったもの。
適用法条 : 関税法第109条第3項、第1項
(輸入してはならない貨物の輸入罪)
10年以下の懲役若しくは3千万円以下の罰金又は併科