クイーンの塔の魅力
クイーンの塔 | 様式と意匠 | ライトアップ |
「クイーン」の愛称で親しまれている塔の屋根は銅板一文字葺き、数十年を経て赤銅色から緑青色に変化。創建当時、塔屋6階の外部には装飾照明が8個設置されていた。 ライトアップが無かった時代に、白熱灯が灯す塔のシルエットは、長い航海をしてきた外航船の船員にとって魅力的な港ヨコハマを演出していたに違いない・・・ | 本関庁舎正面玄関(1号玄関)の装飾は、様々な建築様式がブレンドされたもの。5階の窓にも見られる三連アーチは、この建物の重要なモチーフ(※写真下)。アーチを支える円柱はインド古代建築風、アーチ周りの装飾はムーリッシュ風、ねじれ柱はクラシック系...etc。 税関という世界と直結する国際的な性格に相応しいエントランスを形成している。 | 横浜市の歴史的建造物にも認定され、MM21から山下公園につづく景観への貢献を考えたライトアップ演出が行われている。 4つのポイントから塔全体を一様に照らす方法を採り、冬季はナトリウム灯を用いて温かみを表現(※写真上)、夏季はメタルハライド灯によって涼しげな表情を出すよう工夫されている(※写真下)。 |
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