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平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震における税関監視艇による災害支援活動

平成23年4月1日
財務省関税局

1.概要

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震における被災者の皆様を支援するため、財務省・税関では、税関の保有する監視艇を被災地周辺海域に派遣し、支援物資の輸送や海上調査等の災害支援活動に協力しています。

(1)4月1日以降の災害支援活動に従事する税関監視艇

監視艇「おき」及び「つばさ」は、一旦、基地港である境港及び新潟港に帰港しますが、新たに函館税関小樽税関支署所属の「神威(かむい)」が加わり、函館税関監視部所属の監視艇「はこだて」との2艇体制により、物資輸送、海上調査等の各機関からの支援要請に引き続き対応してまいります。

函館税関「はこだて」(函館港配備)
函館税関「はこだて」(函館港配備)

函館税関「神威(かむい)」(小樽港配備)
函館税関「神威(かむい)」(小樽港配備)

(2)3月18日〜3月31日の災害支援活動に従事した税関監視艇

函館税関「はこだて」(函館港配備)
函館税関「はこだて」(函館港配備)

東京税関「つばさ」(新潟港配備)
東京税関「つばさ」(新潟港配備)

神戸税関「おき」(境港配備)
神戸税関「おき」(境港配備)

2.災害支援活動の内容

災害支援活動にあたっては、官邸緊急対策本部(被災者生活支援特別対策本部)、各県・各市の災害対策本部、第二管区海上保安本部、海上自衛隊大湊地方隊、商工会議所等の各機関に対して支援活動についての情報提供を行い、各機関からの要請を踏まえつつ、連携しながら、以下の支援活動を行いました。

(1)税関が保有する災害用物資の輸送活動

3月18日(金)、監視艇「おき」に、また、20日(日)、監視艇「つばさ」に、税関が保有する災害用物資(合計約3.5トン)を積載し、函館港に向けて出港。3月21日(月)、岩手県釜石市まで陸上輸送し、同市に引き渡しました。

「つばさ」からトラックに支援物資を積み替えている様子
「つばさ」からトラックに支援物資を積み替えている様子

税関が提供した支援物資の一部
税関が提供した支援物資の一部

(2)海上自衛隊による物資輸送の支援

3月23日(水)、余市商工会議所からの支援物資(合計約1.5トン)を監視艇「はこだて」、「おき」及び「つばさ」の3艇に積み込んだ後、翌24日(木)、函館港から大湊港(青森県)に支援物資を輸送し、海上自衛隊に引き渡しました。

海上自衛隊とともに支援物資を「おき」に積み込む様子
海上自衛隊とともに支援物資を「おき」に積み込む様子
  

物資輸送のため函館港から大湊港に向け出港する監視艇
物資輸送のため函館港から大湊港に向け出港する監視艇
※右奥より「はこだて」、「おき」、「つばさ」

(3)税関監視艇による海上調査

3月28日(月)、監視艇「おき」及び「つばさ」の2艇により、三陸北部海域における海上浮遊物等の情報や同地域における港湾等の被害状況等の情報を収集し、第二管区海上保安本部へ提供しました。

八戸港八太郎地区北防波堤の破損状況
八戸港八太郎地区北防波堤の破損状況

八戸漁港舘鼻地区岸壁の破損状況
八戸漁港舘鼻地区岸壁の破損状況

(4)函館市からの支援物資の輸送支援

3月29日(火)、函館市からの支援物資(合計約3トン)を監視艇「おき」及び「つばさ」の2艇に積み込んだ後、翌30 日(水)、函館港から久慈港(岩手県)に支援物資を輸送し、久慈市、洋野(ひろの)町、野田村の3市町村に引き渡しました。

支援物資を「つばさ」に積み込む様子
支援物資を「つばさ」に積み込む様子

「おき」が輸送した支援物資を久慈港で引き渡す様子
「おき」が輸送した支援物資を久慈港で引き渡す様子

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