2007 第19号
 
職場探訪   浜田税関支署 
TOPICS   税関にまつわる最近の情報です
「税関古掘れ話」   神戸税関庁舎にまつわる話です
貿易統計情報   外国貿易統計のトピックスを紹介します
 
職場探訪
◎浜田税関支署
 1425年12月に朝鮮の船が遭難し、10人ほどの乗組員が浜田市長浜町に漂着したことを契機として朝鮮との交易が始まり、以来、盛んな往来が続き、江戸時代における鎖国体制時においても、浜田藩家老黙認の下、当時の財政赤字解消を目的に、会津屋八右衛門により朝鮮等との密貿易が行われるほどでした。

 明治20年代ころから朝鮮やロシアとの貿易を行うようになり、1896年10月3日に開港外貿易港の指定を受け、3年後の1899年(明治32年)8月4日に開港に指定となり、全国でも8番目に古い外国貿易港としての歴史をスタートさせました。

【管轄区域】
 浜田税関支署の管轄区域は島根県西部の大田市、江津市、浜田市、益田市、邑智郡、鹿足郡の4市2郡で、江戸時代には石見の国と呼ばれていたところであり、港湾の数は49港(重要港湾が2港、地方港湾が18港、第1〜3種漁港が29港)、空港1港(第3種空港の石見空港)となっています。
【港湾の特色】
 浜田港は、1957年(昭和32年)、重要港湾に指定され、ソ連との木材貿易が始まり、1960年代に入ると、日本の高度経済成長による貿易の拡大とともに本格的な港湾整備が行われ、東南アジアからのラワン材を中心とする木材の輸入が始まるなど、木材輸入基地として発展してきました。

 平成10年、浜田港と並んで重要港湾の一つである三隅港に石炭を燃料とする発電所が建設されたことにより石炭の輸入が激増し、また、平成13年3月には釜山港との定期コンテナ航路が開設となり、さらに、ロシア向けの中古車輸出が本格化する等、近年、港湾を巡る状況は大きく変化し、平成18年の管内貿易総額は283億8百万円(前年比102.1%)で前年の実績を5億8千百万円上回り、過去最高を更新しました。

浜田港(福井地区)


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トピックス
◎神戸まつり「おまつりパレード」
   
   
↑写真にタッチして下さい↑

 新緑が眩しい5月12日(土)、神戸市最大のイベントである第37回神戸まつりが開催され、神戸税関は今年も「おまつりパレード」に参加しました。同パレードへの参加は、平成8年の初参加から数えて12回目の出場となり、神戸・大阪税関合同音楽隊による「宙船(そらふね)」(今春の甲子園の入場行進曲)の演奏に合わせ、「薬物・銃器取締り特別警戒中」の横断幕を掲げた制服職員や、「かすたむ君」達を含めた総勢約60人で広報活動を実施しました。

 この日は朝から好天に恵まれたため、前年のほぼ倍となる約93万人の観客が集まりました。当関のパレードは、13時過ぎに東遊園地前からスタートし、途中、税関音楽隊の軽快な演奏に合わせてリズムを取る観客や、カスタム君に声援を送る子供たちに見守られながら、フラワーロードを経て大丸神戸店までをパレードしました。この様子はサンテレビでも放映され、市民の皆様に税関の仕事・役割について広く理解していただくことができました。

カスタム君&カスタムちゃん
 今から140年前の1868年(慶応3年)1月1日、イギリス等の外国船が放つ21発の祝砲が六甲連山に響き渡る中、神戸港は世界に向けて開港しました。これにより神戸は外国との玄関口として、開放的でハイカラな独自の神戸文化を築いてきました。
 今年は神戸開港140周年を記念し、神戸まつりの他にも様々なイベントがウォーターフロントを中心に開催されることから、神戸税関もいくつかのイベントに協力する予定にしています。皆様もHP等でチェックし、参加してみてはいかがでしょうか?


 最後になりましたが、沿道にて激励・ご声援をいただいた観客の皆様、どうもありがとうございました!
大阪・神戸合同音楽隊
    
    
◎「ブラジル移民の歴史展」に一役
    

 明治41年4月28日、ブラジル移民第一船となる「笠戸丸」が、781人を乗せて神戸港を出航して以降、来年4月でブラジル移民の歴史は100周年(日伯交流年)を迎えることになります。

 このたび、神戸市中央区所在の「旧神戸移住センター」の改修及び保存が決まったことを記念し、M新聞社が所蔵するブラジル移民の写真や記事などのパネルのほか、当時の新聞の現物など計50点を展示する、「ブラジル移民の歴史展」が次の場所において順次開催されています。

 当関も本年4月の貿易統計発表に併せ、BRICsの一角として経済的躍進が著しく、また、神戸港とゆかりの深いブラジルとの貿易を特集として取り上げたところ、歴史展会場内に貿易状況の一端を紹介するパネルが展示されることになりました。

 同センターでの開催期間は終了しましたが、場所を移してまだ開催されていますので、興味がある方は是非一度、足を運んでみてください。
 祖国を旅立ち、はるかブラジルに夢を求めた先人たちの足跡をたどって・・・

神戸展 旧神戸移住センター 4月28日(土)〜6月 3日(日)
    ひょうご国際プラザギャラリー 6月 9日(土)〜6月30日(日)
大阪展 堂島アバンザ 7月 3日(火)〜7月12日(木)
姫路展 姫路市民ギャラリー 7月18日(水)〜7月29日(日)
    
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「税関古掘れ話」
◎神戸税関庁舎にまつわる話(日本で一番短い国道)

 皆さん、国道174号線ってどこにあるかご存じですか?

 インターネットで「国道174号線」と入力すると、いくつかのページに紹介されていますが、実は、神戸税関本関庁舎の真横を走る道路で、総延長187.1mです。起点が第三突堤交差点で終点が神戸税関前交差点(国道2号線分岐点)となっており、正に神戸税関のための道路と誤解されそうな場所にあるのです。

 道路法の規定では、道路は@高速自動車国道 A一般国道 B都道府県道 C市町村道の4種類があります。国道174号線は、一般国道のうち同法第5条第4項の港湾法第2条第2項に規定する特定重要港湾若しくは同法附則第5項に規定する港湾、主要な飛行場又は国際観光上重要な地と高速自動車国道又は第1号に規定する国道(国土を縦断し、横断し、又は循環して、都道府県庁所在地その他政治上、経済上又は文化上特に重要な都市を連絡する道路)とを連絡する道路にあたり、つまり神戸港と国道2号線をつなぐための国道ということになります。

 下の地図にもあるように、もともと国道2号線は三宮駅近くを走っており、当時の国道174号線は今よりも長く1km弱ありましたが、その後にルート変更が行われ国道2号線が神戸港に近くなったために、現在の日本一短い国道となったものです。

 神戸税関本関庁舎の見学に併せて歩かれてはいかがですか。


↑地図の「神戸税関」をクリックすると写真が見られます↑
    
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今月の貿易統計

【2007年5月分】(http://www.customs.go.jp/kobe/boueki/00boueki_top.html

神戸港 輸出 4,849億円 (前年同月比+ 11.0%) 16ヶ月連続プラス
輸入 2,729億円 (    同  + 27.5%) 2ヶ月ぶりにプラス
全 国 輸出 6兆5,651億円 (    同  + 15.1%) 42ヶ月連続プラス
輸入 6兆1,755億円 (    同  + 15.5%) 39ヶ月連続プラス
(%は前年同月伸率、+は前年同月と比べた増加、▲は前年同月と比べた減少)
    
一口メモ
 5月の輸出入総額は、7,579億円(+16.4%)で、42ヵ月連続プラスとなりました。これは、5月分としては過去最高額で、1991年5月の記録を、16年ぶりに更新しました。5月分の輸出入総額が、7,000億円を超えたのは初めてのことです。

 輸出は、これまでけん引役だった、建設用・鉱山用機械、自動車の伸び率が鈍り、音響・映像機器の部分品は、3ヶ月連続でマイナスとなりました。地域別に見ると、EU向けは+24.8%と、相変わらず好調です。また、5ヶ月連続でマイナスとなっていた米国向けが、+2.6%とわずかではありますが、6ヶ月ぶりにプラスに転じました。オイルマネーで潤う中東向けは、+84.2%と、高水準を維持しています。

 一方、輸入は、+27.5%と、順調な伸びを示し、5月分のみならず、単月分での過去最高を記録しました。これまでの単月分過去最高は、今年の1月に記録されており、前回17年ぶりに更新した記録をわずか5ヶ月で更新しました。増加額の一番大きかった、非鉄金属は、価額は2倍と倍増している一方、数量は、▲13.1%と減少しており、この一年の単価の上昇がいかに著しいかを物語っています。

【貿易トピックス】

〜04年から輸入が急増、「飲料の自販機」の全国シェアは43%〜
「自動販売機の輸入」
  
 一口メモ    これから暑くなりますが、外出先で咽喉が渇いたときなど、冷たい飲み物で一息つきたいですよね?寒いときには温かい飲み物でホット一息。こんなときに便利なのが自動販売機です。

 日本は至る所に自販機が設置され“自販機大国”と言われています。商品も飲料、たばこ、アイスク
    リーム、セル玩具、おでん缶などいろいろなものがあります。近頃は商品を売るツールにとどまらず、「災害対応型」などの社会に貢献するものまで出てきているそうです。

 まだ国産品の方が多いものの、このところ輸入品も増えてきており、特に神戸港は3年で台数は2倍、価額は2.5倍と急増中です。そこで、今回は自動販売機の輸入について取り上げてみました。
     
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koho@kobe-customs.go.jp)まで
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