2006 第15号
 
職場探訪   業務部 関税鑑査官 
TOPICS   今回はトライやる・ウィーク特集号です
貿易統計情報   外国貿易統計のトピックスを紹介します
お知らせ   今月はお知らせです
 
 
職場探訪
◎業務部 関税鑑査官

 貨物を輸入する際の関税率は、その貨物の種類によって細かく決まっており、「実行関税率表」という表にその種類ごとに9桁の番号で表されています。貨物にこの9桁の番号を付番することを、貨物を「分類する」といい、9桁の番号を「税表番号」といいます。

 関税鑑査官はこの「貨物の分類」を専門としています。日本では申告納税制度が採用されていますので、輸入者が輸入しようとする貨物を分類し、税関にその貨物の種類、数量、税表番号などを申告することになりますが、その税表番号については、当部門に事前に照会する制度(事前教示制度)があり、関税鑑査官は照会された貨物を分類し、その税表番号を回答します。具体的には、事前教示の照会があると、貨物の製法、性状、構成割合、構造、用途などを確認し、時にはサンプルを手にとって品目分類をおこない、照会者にその分類や関税率について教示しています。

 さて、ここで事前教示制度についてもう少し詳しくご紹介します。この制度のメリットは大きく二つあります。まず、あらかじめ輸入しようとする貨物の税率がわかることから原価計算が確実にでき、販売計画が立てやすくなるという点。もう一つが輸入申告時に貨物の税表番号、関税率等が判明しているため、早期に貨物を引き取ることができるという点です。このような利点があることから、多くの方々に利用されている制度です。

 ここまでは輸入貨物の分類についての話ですが、輸出についても同様に貨物を分類する必要があります。基本的な品目分類の考え方や、事前教示制度については輸入と同様ですが、輸出の場合は関税がかからないという点と、「実行関税率表」ではなく「輸出統計品目表」という表を用いるという点で輸入とは異なります。

 照会は随時受け付けておりますが、内容によっては回答までに時間を要する場合もありますのでご了承ください。また、
税関ホームページ(http://www.customs.go.jp)には実行関税率表や過去の分類事例も掲載していますので事前教示制度とあわせてご利用ください。

対応の場面 事務室の様子

▲CONTENTSへ▲

トピックス
◎トライやるウィーク
        (画像クリックで拡大します♪)
 6月5日〜6日、神戸市内の渚中学校と港島中学校からそれぞれ2名のトライやるウィークを受入れました。2日間という短い期間でしたが、海上巡回や分析業務等、様々な体験を通じて少しでも税関業務を理解し、働くことの意味を感じてもらえたのではないでしょうか。今回はその職場体験の様子と感想文を紹介いたします。
カスタム君とのご対面 税関旗の意味も学びました
分析業務 X線検査
外国貿易船に乗船 貿易船での携帯品通関検査
監視艇でのパトロール 冷凍倉庫内での在庫確認検査
感想文抜粋
 私は神戸税関での2日間を過ごし、一番ビックリしたことは、「税関」と「税務署」は別物だということです。

 活動はたくさんあり、分析室では実験をしました。正直、とても難しかったです。

 冷凍倉庫は、広くて寒かったです。色々な商品があり、スーパーで売っていた品があったので、なんとなく嬉しい気分になれました。

渚中学校  K.N

 初めは「何をするところなんだろう。」と思っていました。でもパンフレットや説明、映像によって税関という場所で何を行っているかが知ることができてとても良かったです。
 それに体験などもさせていただいて、税関で行う仕事の意味や手順なども知ることができたので、とてもいい経験になりました。
 税関でのトライやるが終わって、「税関が無くなったら大変だな。」とも思い、税関の大切さを学びました。このトライやるで、色々なことを学べてとても良かったです。

渚中学校  Y.G
 私はこの2日間神戸税関でお仕事を体験させてもらい、色んな事を学ぶことができました。分析業務や貨物検査など今までやった事のない事をたくさん体験できてすごく楽しかったし、良い経験になりました。

 2日目には、船にも乗せていただいて貴重な体験になりました。優しくて面白い方ばかりでとても楽しかったです。本当に神戸税関を選んで良かったなと思っています。
 二日間たくさんの体験をさせていただいてありがとうございました。

港島中学校  M.G

 初めは税関がどういうところなのか全然知らなかったけど、関税とかコピー商品の取り締まりなどをしていることが分かりました。

 一番印象に残っているのは、船の中を見られたことです。想像よりもすごく大きくてびっくりしました。

 この二日間で学んだことを忘れずにしたいです。

港島中学校  S.N


みなさんお疲れ様でした。この経験をこれからの人生に生かされることを祈っています!!

☆トライやるウイークとは?
 兵庫県教育委員会が、平成9年神戸市須磨区で起きた連続児童殺傷事件を教訓に「心の教育」の一環として中学2年生を対象に実施、神戸税関では平成10年7月から受け入れを続けています。


☆人気コーナー『税関古掘れ話コーナー』は、今号は休載致します。次号掲載予定ですのでお楽しみに!!
▲CONTENTSへ▲



今月の貿易統計

  
【2006年4月分】http://www.kobe-customs.go.jp/80boueki/00boueki_top.htm

神戸港 輸出 4,529億円 (前年同月比+  4.0%) 3ヶ月連続プラス
輸入 2,232億円 (    同  +  8.9%) 23ヶ月連続プラス
全 国 輸出 6兆1,214億円 (    同  + 11.2%) 29ヶ月連続プラス
輸入 5兆4,752億円 (    同  + 20.2%) 26ヶ月連続プラス
(%は前年同月伸率、+は前年同月と比べた増加、▲は前年同月と比べた減少)
一口メモ
 神戸港における輸出入の総額は、6,761億円(+5.5%)と29ヵ月連続のプラスとなりました。

 輸出額は、液晶画面用の部品などのプラスチックや二輪自動車類が好調で+4.0%の伸びとなりました。

 一方、輸入額は、衣類及び同付属品、エアコンなどの加熱用・冷却用機器などが増加し+8.9%の伸びとなりました。

 増加品目でみると、輸出は国内で生産されたハイテク製品・部品などが増加し、輸入は本邦企業が中国などでグローバルに生産している身近な製品が増加しており、ここ数ヶ月同様の傾向がみられます。

【貿易トピックス】
 「〜トロピカルフルーツの定番〜「パイナップル(生鮮)」の輸入」

一口メモ


 最近、日本人の果実摂取量が低下しているといわれていますが、パイナップルに関しては、甘味の強い品種の開発や手軽に食べられるカット加工品(カットパイン)の販売により、ここ数年、着実に消費量を伸ばしており、昨年(平成17年)は、全国の輸入数量が19年振りに過去最高を記録しました。

 神戸港にも数多く輸入されており、昨年の全国シェアは数量、価格ともに東京港に次ぐ第2位で、西日本の輸入拠点になっています。
▲CONTENTSへ▲

お知らせ

 

機構の見直しに伴う本関庁舎レイアウトの変更について

 神戸税関は、平成18年7月1日から、組織の再編を行い、新しい4部体制に移行します。新4部における主な業務は以下のとおり変更する予定です。
 また、新4部体制への移行に伴い、本関庁舎等事務室の一部について、別紙のとおりレイアウト変更を行う予定です(電話番号については変更ありません)。☆☆
 ご理解のほどよろしくお願いします。
(別紙 「神戸税関本館庁舎案内図」 「ポートアイランド出張所(監視部)案内図」)
↑クリックで別紙(庁舎案内図)にリンクします↑
《お問い合わせ先》
神戸税関 総務部 総務課
TEL 078-333-3010


◎「みなとKOBEの原風景」展から
 昨年、4月30日のメモリアルフェスタでは、(財)人と防災未来センターの協力を得て、終戦直後から60年近く、神戸港や異人館等を独特のタッチで描き続けられている  元鉄道マン「宇佐美 重」氏の「みなとKOBEの原風景」特別展を開催しました。

 当日、ご来場できなかった方に、特別展で展示した懐かしい作品をシリーズで紹介します。


阪神大震災 全壊した新港第8突堤西 平成7年2月画

平成17年1月17日の阪神大震災は、神戸港にも壊滅的な打撃を与えた

双子式突堤の第8突堤も例外ではなく、昭和36年完成の西側はつなぎ目の突堤基部が大きく切れて陥没し、そこを海水が洗っていた

震災後、新港東地区は、5突堤から8突堤の間が埋立てられ、中古自動車のオークション会場等となった




◎在りし日の時計塔B
(今回は平成7年1月17日に起こった阪神淡路大震災直後の本関庁舎時計塔の画像をお届けします)

  
平成7年2月の時計塔
(阪神淡路大震災より半月後、
元気を失った市民へのメッセージ
を時計塔へ込めた記録画像です)
平成7年4月の時計塔
(メッセージが変わっているのが
確認できます)
神戸港は震災により大ダメージをうけました。
▲CONTENTSへ▲

注:記事に関するご意見や投稿は神戸税関総務部広報室(koho@kobe-customs.go.jp)まで
投稿歓迎(お待ちしています)
Copyright © 2005 神戸税関 All Rights Reserved.