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2代目庁舎の竣工

 
 大正11(1922)年、不慮の失火によって、明治6年に旧幕府の運上所を改築した初代本庁舎が焼失しました。幸いにも隣接する東西の両木造庁舎(明治30年及び40年に建設されたもの)が類焼を免れましたので、焼失跡に応急建築された木造2階建ての仮庁舎と共に2代目庁舎完成までの一時期を過ごしました。
 第一次世界大戦の影響で、神戸港の貿易は空前の発展を遂げ、これに伴って税関業務も増加し、庁舎が狭くなっていました。そこで、「帝国の大玄関番たる税関として決して恥しくない近世的大庁舎」を新築することとなりました。
 工事は大正12(1923)年4月に着工し、昭和2(1927)年3月に竣工しました。その規模は、敷地面積1,420坪、建坪754坪、総延坪2978坪で、耐震耐火の鉄筋コンクリート造、地上4階、地下1階(塔屋は9階)でした。2代目庁舎は、当時において超デラックスなもので、平屋建の倉庫群の並ぶ港頭にあって、ひときわ目立った存在でした。
 2代目庁舎が建てられた時期は、開設以来、成長の一途を歩んできた神戸税関が戦前における我が国貿易の全盛期を迎えて大きく発展を遂げた時期です。神戸港は、関東大震災の影響もあり大正12(1923)年、輸出入総額ベースで横浜港を抜いて全国一の貿易港となり昭和13(1938)年(阪神大水害)まで全国シェア30%台を維持しています。まさに「帝国の大玄関番たる税関」です。

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               2代目庁舎竣工当時の写真(昭和2年3月1日)