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外国貿易の発展

 
 日露戦争を契機に外国貿易もいちじるしい進展をみます。明治44年の条約改正により、日本は、はじめて完全な関税自主権を確立し、関税による産業保護政策を推し進める基盤を得るが、同時に行われた関税定率法の改正では、国内産業の保護とならんで、輸出貿易の拡大伸長に大きな考慮が払われ、関税政策の面からも貿易の増進が図られました。まず、輸出額は、明治36年に2億8,950万円であったものが、戦後の明治43年には4億5,842万円となって1.6倍、輸入額は、同じ期間に3億1,713万円から4億6,423万円となって1.5倍、輸出入総額では6億663万円から9億2,266万円へと1.5倍の増大を示しています。

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 次に、個々の品目別の構成をみてみます。輸出では生糸・綿織糸・綿織物・陶磁器などがいちじるしく増加しており、とくに綿織物の増大が目立ちます。絹織物も増加していますが、綿織物にくらべて、その相対的な比重は低下しています。また、国内における重工業の発展にともなって、重工業関係製品の輸出がみられるようになりましたが、その割合は少なかったです。輸入では、羊毛・油槽・鉄類・毛織糸・機械類などが相当増加しています。鉄類や機械類の輸入増加は、日本の重工業がこの戦争を契機としてかなりの程度に発展しながら、なお、自給の段階からは、ほど遠かったことを反映しています。

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