トップ > こどもかがくきょうしつ > 炭は木の燃(も)えカスなのになぜ燃(も)えるの?

炭は木の燃(も)えカスなのになぜ燃(も)えるの?

Q.炭は木の()えカスなのになぜ()えるの?

A.炭は木の()えカスではなく、高温のカマの中で蒸焼(むしや)きにして炭素(たんそ)だけにしたものなんだ。
木は繊維(せんい)(セルロース)とミネラル(金属(きんぞく))からできている。
木を普通(ふつう)状態(じょうたい)で焼くと、空気中の酸素(さんそ)繊維(せんい)構成(こうせい)する元素(げんそ)(主に炭素(たんそ)水素(すいそ)酸素(さんそ)など)が結びついて二酸化炭素(にさんかたんそ)などになって大気中に()げてしまい、後にはミネラル等が残って(はい)になるんだ。
ところが、木を蒸焼(むしや)きにするとどうなるか、カマの中に密閉(みっぺい)して空気が少ない状態(じょうたい)で焼くため、すぐに酸素(さんそ)がなくなってしまい、繊維(せんい)構成(こうせい)する元素(げんそ)のうち大部分を()める炭素(たんそ)酸素(さんそ)とくっつくことができずに、炭素(たんそ)だけがそのまま残って炭になるんだ。
だから炭は、火をつけても二酸化炭素(にさんかたんそ)しか出ないから、(けむり)もないし(にお)いもしないんだ。

<ひとこと>

セルロースとは?

繊維素(せんいそ)ともいい、自然界に存在(そんざい)する有機物ではもっとも多量に存在(そんざい)する。グルコース(糖類(とうるい)の一種)が鎖状(くさりじょう)につながったものなんだ。

有機物とは?

炭素(たんそ)(ふく)む化合物の総称(そうしょう)で、一般的(いっぱんてき)()えやすい特徴(とくちょう)があるんだ。これに対して水、空気、鉱物類(こうぶつるい)など有機物以外のものを総称(そうしょう)して無機物というんだ。


ページ先頭へ